医療技術部門

■理念

時代の変化に対応し求められる医療を各々が考え実践する

中央検査部では、当院に受診される患者さんのさまざまな臨床検査を行い、病気の診断や治療方針の決定、経過観察などに欠かすことのできない情報の提供を24時間、365日行っております。
医学が日々進歩するなかで検査スタッフ一同が常に新しい検査情報を取り入れ、安全、正確、迅速な検査を心掛けてまいります。

■業務内容

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  検体検査

  検体検査室では、血液、尿、便、体液などから体の状態を把握する為、様々な試薬や機器、顕微鏡等を用いて検査をしています。
  貧血や血液の病気の有無を調べたり、肝機能や腎機能といった臓器の働き具合を数値にして臨床へ報告したり、感染症の有無を調べる検査を行っています。他に、腫瘍細胞の作り出す特殊な物質を検出する検査等、様々な検査を行っています。
  迅速かつ正確な結果報告を心がけ、診療の助けとなるよう日々取り組んでいます。

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  輸血検査

  輸血が安全かつ適正に実施されるように努めています。輸血は手術、事故、病気などで血液が不足したとき、補充、治療の目的で行います。安全な血液を提供するために必要な血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験、輸血製剤の管理などの業務を仕事にしています。さまざまな検査の結果、患者さんに使用しても良いと判断した血液のみを臨床へ提供します。モットーは『迅速・正確・安全』です。

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• 病理検査

  病理検査とは採取された組織や病変を顕微鏡で直接観察し診断するものです。
  当院では組織検査（年間2000件)、細胞診（年間4000件）を主な業務としています。
  胃カメラ等により採取された生検組織においては３日ほどで常勤病理医によって診断が下されます。また、手術中に摘出された小組織内の癌細胞の有無を診断するため直ちに迅速標本を作成し、手術で摘出する範囲を決定しています。

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  細菌検査

  細菌検査室では、患者さんの血液・痰・尿・便などから感染症の原因菌を検出し、どの抗菌薬が効くかを調べる薬剤感受性試験などを行っています。また、結核菌の遺 伝子を増幅して調べる迅速診断も行っています。これらの検査で得られた結果を報告して感染症治療を支える一方、得られたデータを収集・分析し、感染症の動向を把握して院内感染防止にも取り組んでいます。

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  不妊検査

  不妊検査では、不妊で悩む患者さんに少しでも早く赤ちゃんが授かるよう全力でお手伝いしています。精子の状態をみる精液検査や人工授精などの一般不妊治療からART（高度生殖補助医療）として体外受精や顕微授精、胚凍結、胚移植などを実施し、最新の技術提供を第一に考えています。また妊孕性温存のための化学療法前精子凍結を実施し、癌患者さんをサポートしています。

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  生理検査

  生理検査室では多くの科からの依頼を受け、医師の診断・治療のサポートとなる心電図・肺機能・聴力・脳波・トレッドミル・超音波・血圧脈波・新生児聴性脳幹反応・心臓カテーテル検査など、多角的な検査を行っています。

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■実績

年間検査実績

	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
一　般	63,832	69,508	66,252	69,694	72,835
細　菌	22,831	23,613	19,740	21,982	23,341
採　血	54,808	53,248	51,066	53,537	56,246
輸　血	7,680	6,776	6,287	7,281	6,866
生　理	18,559	15,266※	14,277	15,761	16,188
超音波	12,699	14,879	14,570	15,745	15,302

※生理は2019年度より集計方法を変更。

血液化学検査実績

	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
血液化学	1,291,540	1,289,260	1,191,866	1,282,670	1,273,645

病理・細細胞検査実績

	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
病　理	2,785	2,615	2,511	2,874	3,106
細胞診	4,265	2,797	2,629	2,862	2,595

血液検査実績

	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
血　液	137,214	139,258	121,666	134,201	137,366

不妊検査実績

	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
不　妊	6,698	5,978	5,623	6,078	6,014