臨床研修医
■病院見学のご案内
1.オンライン[個別]説明会開催のご案内
八千代病院では、オンラインミーティングアプリ[Zoom]を活用した、個別説明会を実施しています。あなたのご都合のよい時間に合わせて、人事担当者が丁寧に説明します。
事前申込制ですので、ご希望の方は下記リンクのフォームよりエントリーしてください。
初期研修医師 | ①氏名 ②出身大学名・研修病院名・年次 ③連絡先電話番号(携帯可) ④メールアドレスなど |
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医学生 | ①氏名 ②大学名・学年 ③連絡先電話番号(携帯可) ④メールアドレスなど |
2.連絡・問い合わせ先
フォームでのお申し込みのみとなっています。
担当:杢野 泰司(副院長・外科部長)
■見学者の声
当病院も診断治療、手技の標準化を推進し研修医向け講義の強化は努力していますが、それぞれローテの順番も異なるので系統的な研修はなかなか困難なことと思います。
人からいろいろ学び、学んだことを組み立ててゆくのは自分しかありません。体系は自分で確立して行くものだと思います。
いままでに見学いただいた学生さんからお便りを頂いています。下記にほんの一部をご紹介したいと思います。たくさんの感想ありがとうございました。
中国地方 Aさん
病院見学させていただいたAです。
2日間見学させていただいて、おどろいたのはやはり研修医の行う手技の多さと、その習得の早さです。麻酔、救急はもちろん胃ろうの増設や褥瘡の処置など研修医が中心となって行っており、八千代病院の研修医のたくましさを感じました。
研修医の先生が「この病院は先生の数が少なく、研修医がいないと回らない」とおっしゃっていたのが印象的でした。八千代病院の研修医は、ただの研修医ではなく一人の医師としての責任、自覚を持って働いていると感じました。研修医の時から、自分できちんと責任を持って働けるということは、今後の医師人生を形成するうえでもとても重要なことだと思います。
しかし、八千代病院での研修に不安な部分も感じました。一つは、研修医が大きな責任を持つ分、ミスをしないのか、万が一ミスを犯したとき大丈夫なのかということ。もう一つは、医師の数が少なく科によっては弱い部分もあると思うので、研修医のうちに学ぶべきことを、きちんと学べるのかということです。
ただマイナスの部分を差し引いても、八千代病院での研修には大きな魅力を感じました。八千代病院で研修をすれば、医師としてかなり前進できると思います。
今回は2日間だけでしたので、できればもう一回見学したいと思いました。
―――――――――――――――― 返 信 ――――――――――――――――
感想メールありがとうございました。
ご指摘の通り、当院の研修医の実技の習熟度の高さには自信があります。そして、歴代の研修医もそれを求めて当院で研修を行ってきました。
ミスのことを心配されていますが、人間は当然ミスをするものと思います。それは、研修医だけではなく専修医やスタッフでも同様です。ミスをしないように、ミスをしてもなんとか大きな事故にならないように対処できる能力が重要で、これは自分で責任を感じながらやらないと身に付きません。医師である以上は、責任からは逃れられません。
(中略)
当院では、その考えのもと、いろいろなことをしてもらいます。しかし、決して一人ではありません。麻酔でも胃瘻造設でも心カテでも指導医がすぐそばにいます。麻酔のときは外科医も一緒に麻酔を見たりします。当直も、心配なら電話で当該診療科医師に連絡がとれますし、手に負えなければ病棟当直医に連絡すれば助けに来てくれます。最初のうちは先輩がついてくれます。
逆に、自分からいろいろなことを学ぼうとしない人は、当院ではなにも身に着かないでしょう。最低限のことをやるだけやって、夜もすぐに帰って遊んで暮らすことも可能です。
また、研修医のうちに学ぶべきことを学べるか、というご質問ですが、当院は最先端の治療をやる診療科ばかりではないので、経験できないこともたくさんあると思います。しかし、研修医のうちにそのようなことは必要でしょうか?研修医のときには、基本的なことをきちんとおさえることが大切なのではないでしょうか?当院では2年が終了した時点で、通常のプライマリーケアが自分でできる医師になれます。それは自信をもって言えます。当直は多いですが、その分経験値が上がります。それらはどの診療科に行く人にも必要なことで、したがって、どの診療科に行く人にも当院の研修はお勧めできると思っています。専門的なことは3年目以降に始めても遅くないと思いますし、それは大きな病院の研修でも全く同じでしょう。
(以下略)
中国地方 Sさん
1日でしたが、初期研修医、後期研修医に密着することができ、病院で研修してからの自分の将来がイメージしやすかったです。
八千代病院で研修医は戦力として考えられ、いくらでも自分の能力を伸ばす機会が与えられていました。研修医の方々の病棟や救急外来での対応は頼もしく、大学病院の研修医との差を感じました。数多くの症例にあたることで、てきぱきと動じることなく検査や処置のオーダーが出せるようになるんだなと思いました。「考えるより先に体が動くようになる」と研修医の方がおっしゃていましたが、まさにその通りでした。
また、診察の合間や夜に研修医の方々とたくさん話すことができ、実際の声が聞けたのは良かったです。
1日でしたが有意義な病院見学ができました。ありがとうございました。
九州地方 Hさん
見学中、内科ではY先生に、救急外来では研修医の先生方に付かせていただき、先生方の働いている姿を目の当たりにすることができました。
お陰様で歓送迎会ではその他の先生方や病院スタッフの方々とお話することができました。
将来、僻地で医療をやりたいという夢があるので貴院の本人のやる気次第で色々な手技がいち早く身につけられるというところにとても魅かれています。
また、救急外来で多くの症例を経験でき、その後の患者の経過も副主治医として診ることができるところも魅力に感じました。
外科中心の病院と聞いていたのですが、今回Y先生に付かせていただき、内科としても充実した研修が送れるという印象を受けました。
今回の見学で前回の見学時より更に貴院で研修したいという気持ちが強くなりました。
愛知県 Tさん
初めての病院見学でかなり緊張しておりましたが、M先生他、研修医の方々や他の先生、医療スタッフの方々が優しく接して頂け、非常に感謝しております。また様々な手技や症例を見せて頂けただけでなく、簡単な処置も実践させて頂けて、普段のポリクリより有意義な時間を過ごせたと思います。大学病院では全くといっていい程処置を体験させてもらえてないので、緊張はしましたが、これからにつながる非常によい体験だったと思います。
研修医の方々はみんなやる気と使命感を持って働いておられ、1年目の先生も医者4ヶ月目とは思えない程色々な処置をこなしていて、非常に驚きました。私も2年後にはこんな風になれたらよいなと憧れました。他の先生方も積極的に指導して頂けそうで、病院全体としてもよい研修が受けられそうな雰囲気だったと思います。研修医の方々とも沢山お話でき、研修の話だけでなく、寮や安城の街、休日の過ごし方などの話も聞け、充実した研修医生活が想像できそうです。
岐阜県 Jさん
八千代病院の研修医の先生を見ての印象は、見学みたいにポリクリの延長みたいなものではなく、積極的に各科の手技の主役になって、医療活動を行っている姿はとても素晴らしかったです。一日だけの短い見学でしたが、実際に研修医の先生方が働く姿やお話も直接することができました。とても有意義な時間になり、自分の研修先の未来像の確立ができた気持ちになりました。一年目の先生が救急外来を担当されるなど、やる気のある人はともかく研修医には必ずチャンスが与えられる現場を実際に見学できたことはとてもよくて、自分の来年の姿をみている感じがして緊張感も増しました。
病院もある程度の規模もあり、アットホームな感じの印象を持ちました。従来の暗い印象の病院ではなく、窓が多くて採光に工夫がされていて全体に明るい雰囲気でした。
今回は病院見学ということで参りましたが、自分も来年八千代病院の一員になれればいいと思いました。研修医の先生がどのように働いていらっしゃるかを見たりお話をしたりできたのはよかったと思います。ありがとうございました。
大阪府 Sさん
見学してみて何よりも衝撃を受けたのは、研修医の先生方の救急外来対応でした。研修を開始して半年にも満たない1年目の先生方が救急外来を担当され、問診、検査オーダーはもちろんのこと、大きな裂傷を伴う交通外傷の処置まで、独立してご自身の判断で対応されていたことには驚きました。さらに、この1年目の先生の対応について、2年目の先生がチェックをして、問診の不足箇所やオーダーの不備を1つ1つ的確に指示され、しかもその指摘の理論的な根拠まで説明されている様子は大学病院や大型研修病院では決して見る事の出来ない場面だと感じました。
良い研修病院ほど2年目の先生と1年目の先生の差は歴然としたものがあるとよく耳にしますが、貴院の2年目の先生は私の感覚からすれば、3年目4年目の専門課程を勉強しておられる先生ほどの頼もしさを感じましたし、実際、大学病院の2年目の先生方と比べ、臨床能力という一面においては相当な差が生じていることを実感しました。
研修医の先生方の日々のハードな生活や陰での努力は想像に易しいですが、貴院の研修プログラムについていけば、あのように即戦力として通じる臨床家が完成することを知りました。
Yさん 5年生
一日だけの見学でしたが、実際に先生方が働く姿を垣間見ることができました。一年目の先生がIVHをとったり一人で救急外来を担当されるなど、やる気がある人には 必ずチャンスが与えられる現場を実際に見学できたことは大いに刺激になりました。また、病院自体もとてもきれいで明るく、緑あふれる解放的な空間だと感じ ました。私もこのような病院で働いてみたいと思うと同時に、まだまだ勉強が足りないと痛感致しました。 今回の見学で自分が今後取り組むべき課題を発見することもでき、大変有意義な一日を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。
Mさん 5年生
このたびの見学におきまして、多くの先生方の熱意あふれる話を伺ったことで貴院で研修を行いたいという気持ちが高まりました。病棟回診、胃切除の見学など大変貴重な経験をさせていただきました。外科の先生方には手術のこと以外に、外科医のあり方や学び方など多くのためになることを教えていただきました。また研修医の先生方がCVや救急での対応などを積極的に学んでいる姿を拝見し、ホームページで読ましていただいたように、貴院での研修で多くのことを実践で学んでいけるということを実感いたしました。今回の見学は私の都合のため一日でしたが、できれば次の日も手術を見学したいという気持ちでいっぱいです。また夏もお邪魔したいと思います。その時はよろしくお願いいたします。
長野県 Kさん
病院の規模もありますが、アットホームな感じの印象を持ちました。
研修医の先生同士の関係や研修医とその上級の医師の先生との関係、また看護師さんなどコメディカルや医師との関係など、とてもいい関係に映りました。ある研修医の先生の話によると、よく看護師さんが教えてくれることがあるそうです。それができるのもいい関係が築けているからではないかと思いました。また、こちらの病院では、研修医の時から手技をかなりやらせてもらえるという話も聞きました。救急外来の患者も研修医がメインで診るそうです。それができるのも研修医が一人の医師としてみなされているからこそだと思います。自分も救急をしっかりできる研修医になりたいと思っているので、とても魅力的に感じました。最後に、先生方にはお忙しいところ、本当にありがとうございました。
愛知県 Sさん
今回の見学では、神経内科の外来、前回ご紹介頂いた蜂窩織炎の患者さんの経過に関する説明、病棟での患者さんに関する説明、虫垂炎の手術中の麻酔管理、救急外来の見学等、研修医の時に必須となる、救急と麻酔において研修医の先生方がどのように医療行為をされているかを見学することができて、とても勉強になりました。特に、S先生には麻酔をかけるときに考えることや注意しなければならないことを詳しくご説明頂くことができたので、とても勉強になりました。今回の病院見学では、前回の病院見学と比較して、研修医の先生方と一緒に見学する時間が多かったので、研修医の先生方がどの様に医療に関わっているかを知ることができてよかったと思います。また、救急外来を見学した後に、先生方にゆっくりお話を聞く機会を設けて頂き、臨床研修での実際を聞くことが出来、積極的に治療にかかわろうとする態度の大切さを学びました。
広島県 Sさん
八千代病院では、若手医師も積極的に手術・病棟業務に参加しており、そこで働くことはとても魅力的な事だと感じました。
また、上級医から研修医まで垣根なく、和気藹々としたムードがあり、とても雰囲気の良い病院でした。
名古屋 Sさん
病院は窓が多くて採光に工夫がされていて全体に明るい雰囲気でした。
ところどころに緑が配され、廊下には絵画が飾られて訪れる人のこころを和ませる気遣いがされていました。
個人的には昼食が美味しくボリュームも大きかったことが印象に残りました。
私は小児科を中心に見学させていただきました。
医師が二人と決して規模は大きくありませんでしたが、一人ひとりの患者さんに対してきめこまかく診察をされていました。
指導してくださった先生は診察のポイントを非常に丁寧に教えてくださいました。
今回病院見学をさせていただいて、八千代病院が地域にとって大切な存在であることが実感できました。
私も将来現場に立つべく勉強に励む所存です。
貴重な時間を私のためにさいていただきましてどうもありがとうございました。
愛知県 Nさん
八千代病院の研修医の先生を見ての1番の印象は、積極的に各科の手技を行い、自分のものにしているという驚きです。僕が見た中でも腹部エコー、消化管内視鏡に1年目、2年目の先生が取り組んでおられ、確実にこなされていました。ただ、実際そういったことを行うことができるという驚きと同時に、2年目の先生が、「それに伴う責任を持つことができなければやれることではない」とおっしゃっていたのが心に残っています。強い責任感と向上心を持って研修に臨んでおられるんだなと、自分の目指す姿をそこに見られた気がします。
九州地方 Kさん
率直な感想としましては、研修医の先生が生き生きとして働いていらっしゃるということ。
研修医であっても、一医師として、患者さんを診て、自らの判断で周りも動く。
オペも外来もこなしてしまう。
1、2年の経験でここまで任されて大丈夫なのだろうかという不安は感じますが、先生方は自信を持って動いていらっしゃるので、きっと、裏にはきちんとサポートがあり、今があるのだろうと思いました。
これまでいくつかの病院を見学してきましたが、良い悪いは別として、一番研修医の先生が自由に研修している病院という印象を受けました。
病院見学ということで、研修医の先生がどのように働いていらっしゃるかが見られればよかったのですが、産婦人科で大学病院では見たことのなかった中期中絶の患者さんや、10cm以上もある子宮筋腫の腹腔鏡下摘出術も見学させて頂き、内診の仕方なども教えて頂けてとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございました。
東海地方 Sさん
M先生、先日は大変お世話になりました。
先日病院見学をさせていただいたSです。
見学中は色々な先生に大変お世話になりました。特に研修医のFK先生、外科のFJ先生、US先生、M先生には色々お話を聞かせていただいたり、ご指導していただきました。
2日間、見学させていただいた感想ですが、研修医1年目の先生が担当患者を何名も持ち、自分で回診し、ルートの確保・ガーゼ交換・動脈血の採血・褥瘡の処置を行い、またオーダーを出すなど大学病院なら3年目の先生がされるようなお仕事をこなされていたことは大きな衝撃でした。研修医を一人の医師として扱い、仕事を任せることによってより早く一人前の医師になるように育てる教育方針は自分にとって大変大きな魅力だと感じました。
また、研修医の先生が2年間の研修期間の内、内視鏡の検査を200件実施したり、ラパコレの手術をほぼ一人で行ったというお話を聞かせていただき、また自分自身のやる気しだいで手技を多く経験させていただけるので私自身が初期研修で望んでいる"より早く実戦の現場で働ける医師になる"という目標を達成するのに最適な病院だと思いました。個人的な考えですが、臨床医は医療現場で訓練することが実力を養う上では一番重要だと思います。
自分が入れていただいた手術でも3年目の先生がほとんど行いますが重要な場面ではF先生やM先生などのベテランの先生が指導を行いながら進めるので危険な場面は全くなく外科の先生が腕を磨く上では理想的な環境にあると思いました。手術では消化器に限らず、乳腺・呼吸器の手術も行い症例数はかなり多いように感じました。
全体的な感想として、職員同士の仲も良く、研修医の先生でも積極的に患者を受け持ち・手技を行い、当直も研修医の先生同士で話し合って分担するので長期休暇もとることができるので研修医にとっては働きやすいうえに、実力も付けられる理想的な病院だと感じました。
2日間でしたが本当にお世話になりました。
中部地方 Kさん
M先生、あけましておめでとうございます。
00月の終わりに見学させていただいた◯◯◯◯です。
病院見学では外科の先生や研修医の先生には大変お世話になりました。特にY1先生、Y2先生にはいろいろ貴重な話を聞かせてもらって大変勉強になりました。
八千代病院の感想ですが、「自分は研修するならこういう病院だな」と強く思いました。一年目の先生も責任をもって診察・手技・MT等々いろいろしており、責任を持たせられない(見学だけでは)、ここまでは身についていかないだろうなと思いました。外科においてもはや戦力になっている二年目のK先生に至っては とても研修医には見えませんでした。また、ただ「しとけよ」と責任を持たされるだけでなく、研修医の先生が質問したことに、上の先生が親身に答えていたのも印象に残りました。
大学では八千代病院は死ぬほど忙しい病院という噂でしたが、見学してみると全く理不尽に働いてばかりということはなく、むしろ自分の腕をあげていくのに合理的な症例数と忙しさといった印象をうけました。ただただ忙しい病院にありがちなギスギスした感じもなく、勤務の合間には笑顔の絶えない病院でした。
忙しい時間を割いて見学させていただきありがとうございました。また忘年会にもお邪魔させていただきとても恐縮です。有意義な見学でした。本当にありがとうございました。
東海地方 Yさん(ポリクリ)
一ヶ月間大変お世話になりました。外科の先生方をはじめ、研修医の先生方にも色々と面倒を見ていただき、充実した勉強、経験ができました。また多くの手術や症例に立ち会わせていただくことができ、臨床の現場を体験することで、より具体的に自分の目指す医師像や医師の卵としての自覚を持つことができたように思います。この一ヶ月間はとても楽しく、非常に有意義な実習になったと思います。
外科を一ヶ月見させていただいて驚いたのは、AAAや肺切除などの 消化器以外の手術もされており、また膵液婁に対する腸婁の造設など非典型的な手術も行われている点であり、色々な手術ができることは魅力だと思いました。 そして連続Gambee吻合や、有茎のseromuscular flapを用いた婁孔の閉鎖などの独自色を出している所も興味深く、勉強になりました。オペ中に上の先生が若い先生を指導するのを聞いたり、標本の切り出しを見ることで解剖や今までよく分からなかったリンパ節郭清についての理解が以前より深まったと思います。しかし、血管や神経の探し方や、剥離する膜や層の同定など分からないことも多くあり、今後さらに勉強していきたいと思いました。また外来と回診を見て感じたのは、F先生が熱心に取り組んでおられるように難治性潰瘍や褥そうに対する有効な治療の必要性や、術後の抗がん剤治療を含めたフォローアップに対する知識、クローンなどの慢性疾患に対する理解などの必要性でした。また実習期間が一ヶ月と長かったため、手術から退院まで、あるいは残念ながらお亡くなりになってしまった患者さんの経過を追って見ることができて、良い経験になったと思います。しかし残念だったのは今回の実習ではオペを見ることに夢中になってしまい術前、術後管理や抗がん剤治療に関しては理解が不十分であり、せっかくのチャンスを生かすことができなかった点であり、今後はこの点に関してもしっかり勉強していきたいと思いました。
K先生や研修医の先生方を見ていて、皆さんとてもよく働き、勉強もされていると思いましたが、一番感じたのは何より手がよく動くということでした。若い先生方が積極的にIVHを入れたり、内視鏡検査をしたりするのを見 て、自分もできたらいいなと強く思いました。そしてやる気と知識があれば色々な手技をさせてもらえるという方針は非常に魅力的だと感じました。また研修医 の先生方が気さくに声をかけてくださり、色々と教えていただくこともできとても良い雰囲気だと思いました。K先生とK2先生には外来や回診時に色々なことを教わり、N1先生には体を張って採血を教えていただき、N先生、Y先生には研修医生活について色々とお話を聞くことができ、とても感謝しています。
一ヶ月間大変お世話になりました。楽しい一ヶ月でした。どうもありがとうございました。
関西地方 Oさん
研修病院として噂通りユニークな病院でした。研修医の先生について見学させて頂いたのですが、内科では腹部エコー・注腸造影を任され、午後診を担当し、救急ではひとりで当直、入院かどうかを判断、その他、術中の麻酔、婦人科の内診、など実際の病棟業務を任されている様子を見ていると、研修医を「研修医」として感じませんでした。研修医はスタッフと同等に扱われており、「早く手技・業務を覚えてもらい、実際の診療に参加してもらおう」という病院全体のスタンスを感じました。八千代には研修医という概念はないと思っていいかもしれません。
また300床という規模の小ささ故に、研修医を含めて医師全員がお互いの気心を知っており、科どうしの垣根がほとんどありませんでした。大きな病院では、研修医の顔を覚えてもらえないような所もある中で、医師全員が知り合いで、ワイワイやっている様子には興味深いものがありました。わからないことがあれば、上の先生に聞きやすい雰囲気を感じました。
手技は2年間で間違いなく身につくと思います。内科6ヶ月のローテ中に実際の診療としてエコー・造影・内視鏡を数百件経験できる所は、全国にも稀でしょう。また、研修中に外科で主治医・執刀医を任される病院も少ないと思います。そういう意味で八千代にしかない研修がここにはあります。ただ、体系的な教育体制が整っておらず、かつ早く戦力として病棟業務を一手に引き受けるようになるため、しっかり自分で業務をfeedbackし点検していかなければ、我流に陥りやすいのではないかとの疑問も持ちました。また、上記のような体系的な教育体制の欠如から、将来的に伸び悩む可能性もあるかもしれないとも思いました。受身ではなく、自主的に勉強していく姿勢がないと、この病院での研修は難しいかもしれません。
しかし、短所に勝る長所を持っていると思います。「身体を動かして、荒削りでもいいから2年間で一通りのことをこなせるようになろう」との希望の人には最適な病院だと思います。
東海地方 Kさん
先日は見学を受け入れてくださり、ありがとうございました。
皆さんがとても親切で、お忙しい中いろいろなことを教えてくださったり、私の質問に丁寧に答えていただいたりと、とても感謝しています。また、実際に患者さんに聴診や触診をさせていただいたりと、非常に勉強になりました。
いろいろな科を見学させていただきましたが、ドクター間、ナース間、ドクターとナース間も仲がよく、とても雰囲気がいい病院だなと感じました。科間に垣根がないことも魅力のひとつだと思います。
また、Y先生から聞いていたとおり研修医でも手術や検査などをさせてもらえるというのが印象的でした。N先生に内科でこなした検査数のデータを見せて いただきましたが、その多さに驚きました。もちろんその分責任も重くなりますが、上達するには数をこなすのが一番なのだろうと思います。
5月にT先生を招いて講演をしていただくということを、小児科を見学させていただいたときにお聞きしました。予定が合えば、ぜひ伺いたいと思います。
短い期間でしたが、皆様のおかげで充実した濃い2日間を過ごすことができました。お忙しい中対応していただいた八千代病院さんの皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。